【感情解析AIは"本心"を暴かない】音声感情解析Empathの創業者に聞く、声の印象まで評価する応対品質AI「mimity」/フィードバックを人間が担う理由/CAC identity 下地貴明

※本記事は、CC AI Labが実施した取材動画「【感情解析AIは"本心"を暴かない】音声感情解析Empathの創業者に聞く、声の印象まで評価する応対品質AI「mimity」」をもとに、内容を書き起こして構成したものです。
ひと言話し終えるたびに、声に色がつく。黄色は喜び、緑は落ち着き、赤は怒りや強い主張、青は悲しみや戸惑い。白い実線は、話し手がどれだけ活性化しているかを示す「元気度」だ。音声感情解析AI「Empath」のデモは、声の感情をリアルタイムに色で見せてくれます。
それでも、足かけ15年この技術を手がけてきた下地さんは「本人の本心みたいなのを暴く、みたいなことはできないって言い切ってます」と話します。教師データは、人が聞いて「怒って聞こえる」「喜んで聞こえる」と判断した音声。発話者本人がどう感じているかは、最初から一旦無視している。
それで十分に意味がある、というのが下地さんの立場です。本人が焦っているわけではなくても、イライラして聞こえる声でお客さんと向き合っているなら、それは指導すべきことだから。そして、その指導をオペレーターに届けるのは機械ではなく人がいい。「大半の人、8割ぐらいの人はやっぱり読んだだけでわからない」からです。
今回のゲストは、株式会社CAC identity Affective Computing事業部 部長の下地貴明さん。2012年から音声感情解析の研究開発に取り組み、2017年に株式会社Empathを設立して代表取締役を務めました。2023年に事業をCACへ譲渡し、現在は2025年7月に設立されたCAC identityで、応対品質評価AI「mimity」を提供しています。
感情解析の出発点、コンタクトセンターにおけるAIの役割、ハイプサイクル上の現在地、AIに任せる仕事と人に残る仕事、SVの役割の変化、「本心は暴かない」というポリシー、BPOと通信会社の2つの導入事例、そして向こう3年の見通しまで、41分の取材をほぼそのまま収めました。
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Edge Works株式会社 代表取締役、兼 CC AI Lab編集長。 これまで、チャットボット・ボイスボット・検索システム・メールの自動返信システム・ナレッジデータベース・VoC分析など、コンタクトセンター向けAIソリューションの事業開発を経験。導入支援や運用代行も含め、これまで200社を超える企業様へチャットボットを中心としたソリューションの導入を行ってきました。傍で業界の発展を考え、数多くのAIベンダーとともに大規模なオンラインカンファレンス・イベントを企画・開催してきました。「ワクワクする、エッジの効いた仕事へチャレンジし続ける」を合言葉に、コンタクトセンター業界のAI化を加速させるパートナーであり続けます。
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