みずほ証券、座学5時間50分を動画に移しAIロープレで研修の待ち時間をなくした

みずほ証券のコンタクトセンターは、研修動画とAIロープレを同時に入れ、新人1研修サイクルあたり座学5時間50分をオンデマンド動画に置き換えたと、提供元のVideoTouchが導入事例ページで公表しています。
ロープレは複数人が同時に取り組めるようになり、段取りと待機の工程が2〜3日分なくなりました。それでも研修期間そのものは変わっていません。
浮いた時間はどこへ行ったのか。研修ツールの効果を「期間の短縮」で測ってよいのか。この記事ではそこを読み解きます。
要点
同社の事例ページによると、新人1研修サイクルあたり、トレーナーが担っていた座学5時間50分を動画に置き換えました。研修期間はそのままで、その時間は個別フォローに回っています。
AIロープレで全員が同時に練習できるようになり、段取り・待機工程を2〜3日分(半日3時間相当)削減したと同社の事例ページは公表しています。
対面ロープレの「恥ずかしさ」が、導入して初めて課題として見えたと管理者が話しています。
1. 事例の概要

VideoTouchのみずほ証券導入事例は2026年5月14日の掲載です。同日に同社はプレスリリースも出しています。
業種の表記: 金融業
組織: ダイレクトチャネル事業部。同社の公表では全国4拠点、約400名のスタッフが在籍するコンタクトセンター
拠点: 東京第一・第二コンタクトセンター、大阪、札幌
導入: 2025年1月、VideoTouchとAIロープレを同時導入
使った製品: オンデマンド動画サービス「VideoTouch」、AIロールプレイングサービス「AIロープレ」
課題は3つ挙がっています。
マニュアルの改訂が多く動画の更新が追いつかないこと。研修時間が固定されていること。トレーナーの手が足りないことです。
証券会社の窓口なので、金融知識と電話応対の両方を新人に身につけさせる研修が要ります。同社によると、トレーナーはSVと兼任している人がほとんどでした。
導入の決め手は、社内の担当者が熱量をもって必要性を説明したこと、トライアルで工程と出来上がりを確かめられたこと、費用対効果の3点とされています。
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