【現場常駐「FDE型」×寄り添い型で進めた大学のAI推進】失敗と成功から学ぶ、組織にAIを定着させるポイント/大阪経済大学 望月久義 浅田直哉

※本記事は、CC AI Labが実施した取材動画「【現場常駐の「FDE型」×寄り添い型で進めた大学のAI推進】失敗と成功から学ぶ、組織にAIを定着させるポイント/大阪経済大学 望月久義 浅田直哉」をもとに、内容を書き起こして構成したものです。
「一人にしない、常に寄り添いますよ」。大阪経済大学で学内のAI推進を率いる望月 久義氏は、AIを使い始めた職員の熱を下げないために大事にしていることを、こう話します。AIを組織に根づかせる条件として、二人の話から見えたのは三つです。現場に入り込んで一緒に直す人がいること。役員層に味方がいること。そして、最初の提案を「あとはゴーサインを出すだけ」の状態で渡すこと。
ここまでの道のりは、失敗から始まっています。理事会主導で立ち上がったDX推進会議は「約1年余りで自然消滅」。その後、浅田 直哉氏が1人で広報課に駐在した取り組みも、約1年で「なかなかいい結果が出なくて」終わりました。転機は、新卒の後輩職員と2人で始めた「学内キャラバン」です。他部署に駐在し、「何気ない会話の中から業務改善のヒントだったりとか、デジタル化できるような隙間を見つけて提案をしていく」。このやり方が職場に合い、改善事例が積み重なって、DX・AI推進課の新設につながりました。
スタートアップやAI界隈で話題の「FDE(Forward Deployed Engineer)」は、技術の分かる人が現場に入り込み、使いながら直し続ける働き方です。その説明を聞いた望月氏は「我々が大切にした寄り添い型っていう形なので、今お話を聞いてて同じことをやってるのかなと思いました」と答えました。学内キャラバンの案件は昨年度1年間で約40件。今年は10月の時点で100件を超えています。
今回のゲストは、大阪経済大学 情報システム部長の望月 久義氏と、同 情報システム部 DX・AI推進課の浅田 直哉氏。事務DXチームとしてnoteで業務改善の取り組みを発信し続けているお二人に、DX・AI推進課ができるまでの経緯、Copilotの活用支援を会議型から個別型に変えた理由、公文書の振り分けや学生対応でのAIの使い方、組織にAIが定着する条件、5年後の大学の姿まで、CC AI Lab編集長の千葉が聞きました。
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Edge Works株式会社 代表取締役、兼 CC AI Lab編集長。 これまで、チャットボット・ボイスボット・検索システム・メールの自動返信システム・ナレッジデータベース・VoC分析など、コンタクトセンター向けAIソリューションの事業開発を経験。導入支援や運用代行も含め、これまで200社を超える企業様へチャットボットを中心としたソリューションの導入を行ってきました。傍で業界の発展を考え、数多くのAIベンダーとともに大規模なオンラインカンファレンス・イベントを企画・開催してきました。「ワクワクする、エッジの効いた仕事へチャレンジし続ける」を合言葉に、コンタクトセンター業界のAI化を加速させるパートナーであり続けます。
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